メニュー 2.3.デバイスの動作確認(一括モニタリング)を行う 2.4.2.ファイル保存を行う

2.4.データをファイルに保存する

2.4.1.ファイル保存の設定を行う


 ファイル保存の設定を行うには、F&eWSサービスを停止させておく必要があります。 F&eWSサービスが起動している場合には 【画面2-2-2.デバイス一覧】で 【停止】ボタンを押してF&eWSサービスを停止させてから以下の作業を行って下さい。 ファイル設定の確認だけならF&eWSサービスを停止させる必要はありせん。

画面2-4-1.ファイル保存設定一覧
画面2-4-1.ファイル保存設定一覧
 ファイル保存の設定を行うには 【画面2-1-2.メニュー】から 「ファイル保存設定」と表示されている部分をクリックして表示される 【画面2-4-1.ファイル保存設定一覧】から行います。 Webブラウザを起動後にこの画面を含む設定画面に初めてアクセスされる場合には 【画面2-2-1.認証ダイアログ】が表示され、 ユーザー認証を求められます。

 画面が表示されると登録されているファイル保存設定の一覧が表示されます。 初期状態ではファイル保存設定は1つも登録されていません。 保存設定右端の設定をクリックして ファイル保存設定を行う必要があります。 ファイル保存設定1に設定を登録する説明を以下に示します。

画面2-4-2.ファイル保存設定
画面2-4-2.ファイル保存設定
 をクリックすると 【画面2-4-2.ファイル保存設定】が表示されます。

 まずは保存先ファイル名を入力します(@)。入力はファイル名のみ行って下さい (パスは自動設定されます)。 拡張子は自動で「.csv」が付加されますので入力しないで下さい。 ファイルは通常、コンパクトフラッシュ(以下CF)に保存されますが、 【RAMDISKを利用】をチェックすると(A)CFではなく、 RAMを利用した仮想固定ディスクに保存を行います。 保存間隔が短い時のCFの書込み回数を減らす時に有用です。
※RAMDISKは電源断の時にデータが失われます。

 次にファイルに保存する件数(レコード数)を指定します(B)。 各ファイルの保存可能な件数は99,999件までですが、単一のファイルの大きさが 3.0MB まで、 ファイル保存設定全体でのファイルの大きさが 4.0MB までの制限があります。
※保存不可の場合には警告が表示されます。 指示に従って保存件数か保存データ数を減らして下さい。


 次にファイル保存を行う条件を設定します。 この画面からは【定期保存を行う】場合の設定しか行えません (イベントからのファイル保存はイベント設定で行います)。 ファイルを定期保存する場合には【定期保存を行う】をチェックします。 続いて定期保存を行う間隔を各項目のリストから選択します(C)。 ここで選択された日時(曜日を含む)になった時にファイル保存が行われます。 以下に設定例を示します。
●3秒毎にファイル保存を行う
  条件を「毎月」「毎日」「毎時」「毎分」「3秒毎」「毎曜日」で設定
●1時間毎(??:00:00毎)にファイル保存を行う
  条件を「毎月」「毎日」「毎時」「00分」「00秒」「毎曜日」で設定
●毎週月曜日の12:00:00にファイル保存を行う
  条件を「毎月」「毎日」「12時」「00分」「00秒」「月曜日」で設定

 イベント(【2.5.デバイスの値を監視する】で説明します) が発生中の場合のみファイル保存を行う場合、【値が変化した時のみ保存】をチェックします(D)。 チェックを付けると該当のイベントが発生している間のみCで設定した間隔でファイル保存を行います。

 ファイル保存を行う時に「前回保存した値と変化が無かった場合には 保存を行いたくない」時には【値が変化した時のみ保存】をチェックします(E)。

 次にファイル満了時の設定を行います。 ファイル満了時とは「ファイルが保存件数に達した」状態を意味します。 まずはファイルが満了した時にそのファイルをどうするかを 【ファイル処理】リストから選択します(F)。以下に選択可能な処理の内容を示します。

  【古いものから上書き】の場合
 ファイル満了後に、一番古いデータの上に新しいデータを上書きします。
 これが選択されている場合、満了後はファイルサイズが変化せずに常に一定になり、 常に保存件数分の最新のデータを保存している状態になります。
  【クリアする】の場合
 ファイル満了後にそのファイルをクリアします。 クリア後は再度このファイルにデータをゼロから保存していきます。
  【名前を変えて保存】の場合
 ファイル満了後に「日時」を付加したファイル名に変更してCFに保存します。 ファイル保存を【RAMDISKを利用】にしていても名前変更後のファイルはCFに保存されます。
例えば保存先ファイル名に「fws_data_1」が指定されていたら、 CFには満了処理完了後に「fws_data_1_200305301234.csv」の名前で保存されます。

 続いてファイル満了時の動作の設定を行います。 ファイル満了時にはそのファイルを「FTPで転送」するか「メールに添付して送信」 することができます。 それぞれの処理を実行する場合には転送・送信先をリストから選択し(G)、 チェックをつけて処理を有効にします(H)。
続いて「満了割り込み」の設定を行います(I)。 「満了割り込み」とはファイルが保存件数に達していない状態でも 設定された時刻になったら強制的に満了扱いして満了時処理を実行させてしまう機能のことです。 この機能を有効にする場合には満了割り込みを発生する時刻の設定を各項目の リストから選択し、【満了割り込みを有効にする】をチェックします。

 最後に、ファイルに保存するデータを画面下部の信号一覧表から選択します。 アナログ入力デバイスとPLCでは【現在値】、カウンタ入力デバイスでは 【現在値/増分カウント】、デジタル入力では【現在値/カウント値/ON時間値】が 保存可能です。ファイルに保存を行う信号にチェックを付けて下さい(J)。 チェック可能な点数は1つの保存設定あたり250点までになります。

 上記の設定が完了したら【更新】ボタンをクリックして設定を保存します(K)。
保存するファイルの容量が3MBを越えていたり、保存設定全体の保存容量が 4MBを越えている場合、設定は保存できずに警告メッセージが表示されます。 この場合には設定を変更(保存点数を減らすか保存件数を減らす等)して下さい。

ファイル保存の容量制限説明図


メニュー 2.3.デバイスの動作確認(一括モニタリング)を行う 2.4.2.ファイル保存を行う

CONTEC.CO.,Ltd.