メニュー 3.4.ダイアルアップ接続でメール送信・FTP転送を行う 3.6.システム日時を変更する

3.5.ダイアルアップサーバ機能を利用する

 F&e Web Serverはダイアルアップサーバとして機能し、 クライアントPCからの電話回線を経由して直接接続することができます。

−ご注意−
 F&e Web Serverに接続できるモデムはRS-232C接続のものに限ります。
 また、ダイアルアップ接続を行うには オプション品の COM-2(FIT) が必要になります。ご注意下さい。

 設定は【画面3-1.システム設定メニュー】で 「通信デバイス設定」と表示されている部分をクリックして表示される 【画面3-5-1.通信デバイス設定】と 「PPPサーバ設定」と表示されている部分をクリックして表示される 【画面3-5-2.PPPサーバ設定】から行います。 以下では設定例を示しながら接続の手順を説明します。

画面3-5-1.通信デバイス設定
画面3-5-1.通信デバイス設定
画面3-5-2.PPPサーバ設定
画面3-5-2.PPPサーバ設定


通常のモデム(アナログ電話回線接続型)を使って待ち受け

 もっとも一般的に使われているアナログ電話回線用のモデムでは PCと115.2kbpsで接続できるようになっています。実際の有効通信速度も56kbpsまで 通信が行えるようになっています。 まずはこれに合せて通信デバイスの設定を行います。
【画面3-5-1.通信デバイス設定】に移動し、【通信速度】リストから【115200】を選択します。 選択が完了したら【保存】ボタンをクリックし、設定を保存します。

 続いて【画面3-5-2.PPPサーバ設定】でダイアルアップの待ち受けの設定を行います。 まずは【モデム接続先】をリストから選択します(@)。 モデムがどのポートに接続されているかを確認して選択を行って下さい。 CPU-SB20本体のシリアルポートを使う場合には「本体シリアルポート」を選択します。

 次に【モデム種類】を先ほど設定した【ユーザー定義モデム】に変更します(A)。

 次に接続の際に認証を求めるユーザー名とパスワードを入力します(B、C)。 PPPクライアント側はここで設定されたユーザー名とパスワードを使って 接続を行うことになります。

 【接続までの時間】には「通信が指定秒の間行われなかった場合に 接続を自動切断」する際の指定秒を入力します(D)。 この値が0の場合、F&e Web Serverから切断は行いません。

 【応答までの呼出回数】はF&e Web Serverが掛かってきた電話を取るまでの 呼出回数を指定します(G)。 電話とダイアルアップを同じ回線で使用されている際に回数を指定することで 「5回以内に受話器を取れば電話、6回目の時にダイアルアップ」という使い方ができます。 通常は変更の必要はありません。

 【自ホストIPアドレス】はPPP接続側のネットワークに割り当てるIPアドレスを指定します(F)。 通常は変更の必要はありません。

 【接続に渡すIPアドレス】はPPP接続時にクライアントに割り当てるIPアドレスと サブネットマスクを指定します(G)。サブネットマスクはIPアドレスの後に ネットワークアドレス長を指定することで渡します(例では24ビット)。 通常は変更の必要はありません。

 ここまでの設定が完了したら【保存】ボタンをクリックして設定を保存します。 設定はシステムの再起動後から有効になり、外部から接続要求が発生した時に 自動的にダイアルアップ接続の受付けを行い、リモートからの操作・閲覧が可能になります。

−ご注意−
 PPPサーバからクライアントへ渡すIPアドレスの属するネットワークと、 PPPクライアントとなるPCのLAN側のIPアドレスが同じに設定されて しまった場合には、クライアントPC側でIPルーティングの問題を引き起こす恐れがあります。 PPP時に使われるIPアドレスもLANで使われる通常の IPアドレス同様にネットワーク設定等に注意して設定を行ってください。


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