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イベント検出時に任意の件名+本文でメールを送る

 F&e Web Serverではイベント検出を知らせるメールでは 件名、本文に「警報メッセージ」+「信号名」+「信号値」が含まれた 定型フォーマットで送信が行われます。
Subject : [FeWS01] 1:1 警報メッセージ1
  Date: Tue, 3 Jun 2003 13:45:56 +0900(JST)
  From: fws@mail.hogehoge.co.jp
   To: foo@mail.hogehoge.co.jp

F&eWS: FeWS01 [イベントNo:レベル]=1:1
2006/05/09 11:22:33
(警報1):警報メッセージ1
アナログ入力2-1=4.137[復旧]
  標準のイベント検出時のメール内容

この定型フォーマットの一部を任意に変更したメールを送信する方法を以下に示します。
 F&e Web Serverには 「メールを送信する」のように コマンドでメールを送信する機能があります。 この機能を使うことで任意の内容のメールを送信できます。

メール送信用のスクリプトを作成

 まずは任意の内容を送信する為のスクリプト(bash)を作成します。
スクリプトは改行コードをLFで、日本語文字コードを使う場合には EUCを用いて作成します。
作成する内容は以下の通りです。
#!/bin/bash
echo 0 foo@hogehoge.co.jp "件名" "本文" > /dev/elogparam
foo@hogehoge.co.jpには 送信先のメールアドレスを記述します。 「foo@hogehoge.co.jp,bar@hogehoge.co.jp」のように 「,」区切りで複数のメールアドレスを指定できます。

件名にはメールのSubject(件名)に含ませる内容を記述します。 記述の際に半角スペース、制御記号*3と「\」が含まれないようにしてください。半角スペースやこれらの制御記号は全角に置き換えて使用してください。 件名は全角40文字まで入力可能です。 それ以上になると省略されます(入力自体は全角100文字まで可能です)。

本文にはメールの本文に含ませる内容を記述します。 本文も件名の時と同様に記述の際に半角スペース、制御記号*1が含まれないようにしてください。 本文の途中に改行を含めたい場合には本文中に「\n」を含めると、それが改行に置き換えられます。
本文は100文字以内になるように調整してください。
*1.制御記号 … 「"」「'」「&」「<」「>」「$」「%」「!」「?」「;」「~」「|」「{」「}」「[」「]」「*」「`」などのシェルスクリプトの制御文字

メール送信用のスクリプトをF&e Web Serverに転送

以下では下記のスクリプトファイルを作成したものとして話を進めます。
telnet/ftpの使い方は 「3.10.telnet/ftpサービスを停止・開始する」 を参照ください。
#!/bin/bash
echo 0 foo@hogehoge.co.jp "件名123456789012345678901234567890" "本文1行目\n本文2行目\n本文3行目\n123456789012345678901234567890" > /dev/elogparam
ファイルを作成したらF&e Web Serverの/home/fws/conf以下にmailsend.shという名前で ファイルを転送*2します。
スクリプトを転送したら、このスクリプトに実行属性を付与*3します。
telnetでF&e Web Serverにユーザー:contecでログインし
$ chmod 777 /home/fws/conf/mailsend.sh
を実行します。
*2.接続はユーザー:contecで行ってください。
 また改行コード、文字コードがおかしくならないようにバイナリ転送してください。
*3.FFFTPなどのFTPクライアントソフトからならtelnetせずとも属性変更が可能です。

メール送信のテストを行う

スクリプトを転送したらtelnet(ユーザー:contec)でログインし、 スクリプトの動作テストを行います。
$ /home/fws/conf/mailsend.sh
メールが以下のように届けばOKです。
Subject : [FeWS01] 123456789012345678901234567890
  Date: Tue, 9 May 2006 11:22:35 +0900(JST)
  From: fws@mail.hogehoge.co.jp
   To: foo@hogehoge.co.jp

FeWS01
2006/05/09 11:22:33
件名123456789012345678901234567890
本文1行目
本文2行目
本文3行目
123456789012345678901234567890
  mailsend.sh実行時のメール内容

FeWS01の箇所はF&eWS名称で、タイムスタンプと共に表示を無くすことはできません。

スクリプトをイベントに登録する

スクリプトの動作を確認したら、イベント条件設定の実行コマンドで先ほどのスクリプト(/home/fws/conf/mailsend.sh)を指定します。
登録後にF&eWSサービスを再起動し、イベントを検出させてみて動作を確認してください。


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