F&e Web ServerにはEthernet以外にアクセスする方法がありませんので
IPアドレスを忘れてしまった場合にはアクセスが行えなくなります。 この状態からは2つの方法で復旧が行えます。 1).ツールを利用してIPアドレスを確認/変更する まずはF&e Web ServerのMODEスイッチを長押ししてシャットダウンします。 STATUS LEDが点灯/RUN LEDが消灯した状態になったら電源を切り、CFを抜き出します。 続いてPC(Windows 2000/XP以降)にF&e Web Serverのファイルシステム(ext2)に アクセスするためのソフトをインストールします。 ・Ext2IFS … http://www.fs-driver.org/index.html このプログラムをインストールしたらF&e Web ServerのCFをPCに接続します(USB/PCMCIAなど)。 CFに接続後、ExploerでF&e Web ServerのCFを開き、
\etc\network\interfaces
というファイルをテキストエディタで開きます。
# /etc/network/interfaces -- configuration file for ifup(8), ifdown(8)
赤字の箇所がIPアドレス/ネットワークの設定になりますので、
確認/編集を行ってください。# The loopback interface iface lo inet loopback iface eth0 inet static address 192.168.1.100 network 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 設定を確認/編集したらCFをF&e Web Serverに戻してください。 2).設定を初期状態(工場出荷時)に戻す 設定を初期状態に戻す方法は「2.11.設定を初期状態に戻す」を参照ください。 設定を初期状態に戻すとIPアドレスは 192.168.1.100 に戻ります。
設定を初期状態に戻しても、CFに保存していたデータファイルは残ります。
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[x] マークは JavaApplet が実行できる環境がインストールされていない時に表示されます。 JavaApplet を実行するには Java Runtime Environment が必要です。 Windows XP SP1以降では Java Runtime Environment を別途にインストールする必要があります。 Java Runtime Environment は Sun Microsystems のWebサイト(http://jp.sun.com/)からダウンロードできます。 |
グラフの表示には Adobe社 の提供する SVG Viewer のインストールが必要です。 SVG Viewer は Adobe社 のWebサイト(http://www.adobe.co.jp/svg/main.html)からダウンロードできます。 SVG(Scalable Vector Graphics)はXMLで記述されたベクター形式の画像フォーマットです。 |
1MBを超えるような大きなデータをグラフにすると、
表示までの処理に非常に長い時間を要します。 F&e Web Server本体でグラフを描画させる場合には500KB以下に抑えた描画用の 保存ファイルを作成し、それを使うことをお勧めします。 |
サービスが起動中の場合、
「2.3.デバイスの動作確認(一括モニタリング)を行う」
からF&eITモジュールやPLCに入力されている信号の状態が一覧で確認できます。 また、【画面ファイル管理】 にある iocheck_js.php*1 や iocheck.php*2 からでも確認できます。
*1. Internet Exploer 6.0以降 または Mozilla Firefox 1.02以降 に対応
*2. JavaAppletの実行環境(Sun MicrosystemsのJREなど)が必要 |
イベントのチャート表示で設定した状態を保存する機能はありません。 ただし設定が含まれたURLを直接入力することで同等の機能を実現できます。 手順としては
1.表示したい設定を入力し、自動更新を有効にして[表示]ボタンをクリックする
ブックマークに登録されたURLを入力すると設定済みの状態でチャート表示がされます。2.画面が2回以上自動更新された後に、ブックマークに登録する ただ、これだけでは毎回同じ日時を指定してしまうことになりますので、 登録されたURL
http://192.168.1.100/cgi-bin/view_eventchart.php?reload=on&interval=10&show_level=0&year=2005&month=12&day=2&hour=0&span=24
の&year=2005〜&day=2までを削除します。これを削除するとチャート表示を読み出した時に現在の日付がセットされ、 それ以外の[レベル]、[表示開始時]、[表示範囲]、[自動更新]の設定は ブックマーク登録したままの状態で残ります。 自動更新も外すなら reload=on&の記述も削除してください。 |
複数グラフ表示で設定された状態を保存する機能はありません。 ただし設定が含まれたURLを直接入力することで同等の機能を実現できます。 手順としては
1.表示したい設定を入力し、自動更新を有効にして[表示]ボタンをクリックする
ブックマークに登録されたURLを入力すると設定済みの状態でチャート表示がされます。2.画面が2回以上自動更新された後に、ブックマークに登録する このままだと自動更新が残りますが、これを止める場合には登録されたURLから reload=on&の記述を削除したURLを指定してください。
http://192.168.1.100/cgi-bin/view_graphs.php?reload=on&interval=10&filename=/tmp/fws_data_5.csv&YCOMPRESS=20&YMAX_DATA=10&YMIN_DATA=-10&signal[0]=0&signal[1]=1&signal[2]=2&signal[3]=3&signal[4]=-1&signal[5]=-1&signal[6]=-1&signal[7]=-1
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JavaAppletの部品で使える画像形式は
・GIF形式(透過、インターレス、アニメーションは除く)
のみになります。BMP形式、PNG形式などは利用できません。・JPEG形式 |
F&e Web Serverが保存するファイルは以下の仕様になります。
1. 1信号1件あたりのデータ量は9バイト(データ8バイト+","の1バイト)である
これらの仕様から保存するファイルの容量を算出するのに以下の計算式が導かれます。
2. 1件につき日時情報(YYYY/MM/DD hh:nn:ss)が19バイトが必ず付加される 3. 1件につき改行コード(CR+LF)が2バイトが必ず付加される
1件あたりのデータ数 = 19(*1) + 2(*2) + 9(*3) x 信号点数
1つの保存ファイルの上限は3MBですので、上記の式から件数を算出してください。
保存するファイル容量 = 件数 x 1件あたりのデータ数 = 件数 x ( 21 + 9 x 信号点数 )
*1 … 日時(YYYY/MM/DD hh:nn:ss)の 19byte
*2 … 改行コードの 2byte *3 … 1信号当たりのデータ の9バイト(","含む) |
F&e Web ServerではFTPサーバ、HTTPサーバが動作していますので、
両プロトコルよりデータ(CSVファイル)の取得が可能です。 Windowsのファイル共有機能には対応しておりません。 ・FTP
FTPでアクセスする場合には、ユーザー名「fws」、パスワード「fws」でログインすることで
/home/fws/data 以下に置かれているCSVファイルを取得できます。
・HTTPRAM上にあるデータファイルは/tmp に置かれています。
HTTPでアクセスする場合には、
http://【IPアドレス】/data/
にアクセスすることで
/home/fws/data以下に置かれているCSVファイルを取得できます。RAM上にあるデータファイルには
http://【IPアドレス】/tmp/
からアクセスできます。 |
最速で1秒間隔で保存できます。 ただし、速い間隔でファイル保存する場合、直接コンパクトフラッシュ(CF)に保存するのではなく、 RAM上に保存し、満了時にCFに保存するように設定してください。 これを行わないとCFの寿命が極端に短くなります。 |
作成できます。 以下では
2005/12/02 00:00:00,…
のような日報データを作成する例を説明します。2005/12/02 01:00:00,… 2005/12/02 02:00:00,… … 2005/12/02 22:00:00,… 2005/12/02 23:00:00,… 1時間毎(NN:00:00に保存)ということですので【定期保存】にチェックを付け 【毎月】【毎日】【毎時】【00】分【00】秒【毎曜日】を指定します。 記録する期間は1日とですので、+αを考慮して【保存件数】を 30件にします。 この30件は仮の数値ですので25以上であればもっと大きくても構いません。 日報のようにデータの保存を切替えるタイミングが日時で行うものには 【満了割込み】が有用ですので、これも設定します。 【満了割込みを有効にする】にチェックを付け、 【毎月】【毎日】【23】【00】分【02】秒【毎曜日】を指定します。 満了割込みの設定を行うことで、最初に設定された30件に関係無く、 指定された日時になるとファイルが自動的に切り替わります。 切り替わったファイルはCFに 指定されたファイル名+タイムスタンプ.csv の名前で保存されます。 |
ファイル保存設定とイベント条件設定を下記のように設定すれば可能です*。
*ver 1.04〜のみ可能です。それ以前のバージョンではできません。
まずはファイル保存設定で常に40秒間分のデータをRAMに保存するように設定します。 1秒毎ということですので【定期保存】にチェックを付け 【毎月】【毎日】【毎時】【毎分】【毎秒】【毎曜日】を指定します。 記録する期間は前後20秒ということですので、【保存件数】を40件にします。 このファイルは古いものから順に上書きして「常に最新の40件」を記録させたいので ファイル満了時の動作で【古いものから上書き】を選択します。 ファイル保存の設定は以上です。この状態で設定を保存し、保存した設定番号を控えておきます。 続いてイベント条件の設定を行います。 イベントの検出する信号、値は通常通りに設定します。 「〜msec(sec)連続で」で指定するイベント検出までの時間の設定ですが、 「前後20秒」ということですので、 イベントの検出をわざと遅らせるために 20 秒 を指定します。 そして「常に最新の40件」を収集しているデータをCFにコピーするコマンドをイベント発生のコマンド欄に入力します。 この時に使用するコマンドは /usr/local/bin/loggerctrl --dump です。 このコマンドでは[ファイル保存設定の番号-1]の値を指定する必要がありますので、 保存設定の番号が3ならば2を指定します。
/usr/local/bin/loggerctrl --dump 2
これを入力し、コマンド実行の【発生】にチェックを付け、設定を保存します。この2つの設定を行うことで
1.常に最新の40秒のデータがRAMに保存される
ようになり、目的のファイルを作成することができるようになります。
2.トリガになる値が設定値を超えた20秒後に1のファイルがコンパクトフラッシュに保存される = トリガ発生前後20秒のファイルがCFに保存される |
他のF&eITモジュールと同様に0〜7までの数値で、 重複が無い数値を指定してください。 |
F&e Web Serverのメール送信処理は、
メール送信指示があった際に3回までリトライを行います。 3回リトライしても送信できなかったメールは破棄します。 また、送信中のメールが10個以上になった場合には古いメールの送信要求から順に 要求の削除を行います。 メールの送信要求は1度削除されるとメール再送の対象にはなりません。 通信経路の異常が復旧すると、送信待ちになっていたメールの送信が再開します。 |
F&e Web ServerのデータファイルのFTP転送は再送処理を行いません。 |
メール1件あたり約2,000byte(15パケット程度)の通信が発生します。 |
ダイアルアップルーターとしてはご利用いただけません。 F&e Web ServerのPPPサーバの機能はクライアントと1対1で接続するためのものであり、 ダイアルアップとEthernet間のルーティングを行いません。 |
F&e Web Serverがアクセスできるリレー、レジスタを以下に示します。
【三菱電機 MELSEC-Aシリーズ】
X、Y、M、L、S、B、F、TS、TC、TN、CS、CC、CN、D、W、R 【三菱電機 MELSEC-Qシリーズ】 SM、SD、X、Y、M、L、F、V、B、D、W、TS、TC、TN、SS、SC、SN、CS、CC、CN SB、SW、S、DX、DY、Z、R、ZR 【三菱電機 MELSEC-FXシリーズ】 X、Y、M、S、TS、TN、CS、CN、D、R 【松下電工 FPシリーズ】 X、Y、R、L、T、C、SV、EV、DT、FL、LD 【オムロン SYSMAC-CS1/CJ1シリーズ】 CIO、WR、HR、AR、TIM、CNT、DM、E0〜EC 【JTEKT TOYOPUC-PC3Jシリーズ】 PRG.No.1〜3の X、Y、T、C、L、M、V、S、N、R、D、B 拡張エリアのU、EB |
F&e Web Serverから機器を制御するには以下の流れで行います。 (1).イベントを使ってF&e Web Serverへの入力を監視 (2).イベントを検出したらコマンド*を使って出力を制御 * … 出力制御で利用可能なコマンドには デジタル出力を操作するdiowrite、 アナログ出力を操作するdactrl、 FeWSサービス起動中にPLCへデータを書き込むがあります。 |
最悪の場合、CFが破損する可能性があります(本体に物理的損壊はありません)。 必ずシャットダウン処理を行い、電源断が可能な状態になってから電源を切ってください。 |
システムの再起動には30秒程度かかります。 |
http://F&e Web ServerのIPアドレス/cgi-bin/manual.php にアクセスしてみてください。印刷用に調整されたオンラインマニュアルが表示されます。 章毎に印刷する場合には
を開き、Webブラウザから印刷してください。 |