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PLC資料.MELSEC-Qシリーズの計算機リンク(シリアル)を設定する

はじめに

 三菱電機 MELSEC-Qシリーズ の各機器の設定方法の詳細は、 三菱電機殿が提供する取扱説明書等をご覧ください。

 本ドキュメントでは MELSEC-Q シリーズのPLCとPCとをUSBで接続し、 PLC支援ソフトウェア GX Developer(Ver 7.0) を使って MELSEC-Q シリーズ用 計算機リンクユニット QJ71C24 を設定する方法を説明します。

ハードウェアを装着する


 ベースユニットに電源、CPU、計算機リンクユニットを装着します。
ユニットを装着し終わったら電源をONにしてPLCを起動させます。
 PLCが起動したら PC と PLC(CPU)をUSBケーブルで接続します。 これでハードウェアの準備は完了です。

GX Developerを使ってPLCから設定を読込む


GX Developerを起動します。
画面.GX Developer初期画面
画面.GX Developer初期画面

新規プロジェクトの作成

 新規プロジェクトを作成します。
メニューの[プロジェクト]から[プロジェクトの新規作成]を選択し、 適当な名前のプロジェクトを作成します。

PCシリーズの選択(CPUの種類を選択)

工場出荷時のPLCでは読み出すべきパラメータが存在しませんのでPLCからの読み出しを 行う必要はありません。 「GX Developerを使って計算機リンク(シリアル)ユニットを設定する」まで読み飛ばしてください。
 メニューから[オンライン]→[PC読出]を選択し、PCシリーズを指定します。
ここではQCPU(Qモード)を選択します。
画面.PCシリーズを指定
画面.PCシリーズを指定

PLCの接続先を指定

 PCシリーズを指定するとPLCの接続先を指定する画面になります。
画面.接続先指定
画面.接続先指定

例ではPCとPLCはUSBで接続されていますので[シリアル/USB]のアイコンをダブルクリックします。
画面.パソコン側I/Fシリアル詳細設定
画面.パソコン側I/Fシリアル詳細設定

[USB]を選択して[OK]ボタンをクリックし、PLCの接続設定を完了します。
[OK]ボタンをクリックすると【画面.接続先指定】に戻ります。 画面が戻ったら[OK]ボタンをクリックします。

PLCからパラメータを読み込む

 PLCの接続先を決定すると、PLCから読み出す項目の設定画面が表示されます。
画面.PC読出
画面.PC読出

計算機リンクユニットを設定する場合、 PCパラメータとネットワークパラメータだけで設定できますので パラメータの[PC/ネットワーク/リモートパスワード]にチェックを付け [実行]ボタンをクリックし、パラメータをPLCから読み出します。

GX Developerを使って計算機リンクモジュールを設定する

PCパラメータ(I/O割付)の設定

画面.プロジェクトツリー
画面.プロジェクトツリー
 PLCからパラメータを読込んだら、計算機リンクユニットのI/O割当てを行います。 GX Developerの画面右端のプロジェクトツリーの[パラメータ]を開き、 [PCパラメータ]をダブルクリックします。
PCパラメータをダブルクリックするとパラメータ設定ウィンドウが表示されますので ウィンドウ上部のタブから[I/O割付設定]をクリックして画面を 【I/O割付設定】に切替えます。
画面.I/O割付設定
画面.I/O割付設定

画面が表示されたらユニットが装着されているスロットに合せて 計算機リンクユニットを登録します。
計算機リンクユニットを登録する場合には
 ・種別 … インテリ
 ・形名 … QJ71C24
 ・点数 … 32点
 ・先頭XY … デバイスに割当てるアドレスを指定ください*
のように設定する必要があります。
*. 画面ではスロット0に QJ71C24 が装着されているので 0000h に割当てしています。
 先頭XYアドレスの指定は機器の説明書等を参照して決定してください。
I/O割付の設定が完了したら引続き、計算機リンクユニットのスイッチ設定を行います。

GX-Developerを使って計算機リンクユニットの設定を行う

ネットワークの種類を選択

 計算機リンクユニットのI/O割付が完了したら、 I/O割付画面の右にある[スイッチ設定]ボタンをクリックします。

 クリックすると「I/Oユニット、インテリジェント機能ユニットスイッチ設定」が表示されますのでスイッチ1〜スイッチ5までを入力します。
入力する内容は計算機リンクユニットのマニュアルを参照ください。

 F&e Web Serverと接続する場合、MCプロトコル形式4を使いますのでスイッチ2,4には 0004h を指定します。
また、F&e Web Serverの機器選択直後の設定で通信を行う場合にはスイッチ1〜スイッチ5を以下のように設定します。
  スイッチ1,3: 0762h
  スイッチ2,4: 0004h
  スイッチ5: 0000h
上記の値を設定しておくとF&e Web Serverとは以下の設定で通信を行うことになります。
  交信プロトコル : MCプロトコル形式4
  通信速度: 19200bps
  データ長: 8bit
  パリティ: なし
  ストップビット長: 1bit
  サムチェック: 有効
  RUN中書込み:

GX Developerを使って設定をPLCへ書込む

パラメータをPLCへ書き込む

 I/O割付の設定が完了したらPLCへ設定したパラメータを書込みます。PLCへパラメータを書込む時にはPLCをSTOP状態にしてから行ってください。

 GX Developerのメニューから[オンライン]→[PC書込]を選択します。
画面が【画面.PC書込】に切替ります。
画面.PC書込
画面.PC書込

PLCへ書込む必要があるのはパラメータだけですので パラメータの[PC/ネットワーク/リモートパスワード]だけチェックし、 [実行]ボタンをクリックします。

PLCをリセットする

 パラメータをPLCへ書込んだらPLCをリセットします。
リセット後に計算機リンクユニットの
 ・RUN
のLEDが点灯すれば計算機リンクユニットが利用可能な状態になります。
D-Sub9ピンクロスのシリアルケーブルでF&e Web Serverと接続してください。


※「MELSEC-Qシリーズ」「GX Developer」は三菱電機株式会社の登録商標です。
※その他製品名などは各社の登録商標です。

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